本日、本校のSSH事業である東三河海洋環境探究講座を実施しました。
県立三谷水産高校実習船「愛知丸」での洋上実習に、東三河の高校生22名(本校生徒14名、他校生徒8名 )が参加しました。
この行事は、SSH地域貢献活動の一つとして平成20年度より継続的に実施され、愛知県の豊かな自然の一つである三河湾をフィールドに、海洋環境が健全に保たれるしくみについて学ぶとともに、その現況を知り、環境問題に関する理解を深めるために行われています。
講師として愛知県水産試験場職員、県立三谷水産高校職員をお招きし、アサリの水質浄化実験、三河湾の環境指標調査(水質・底質調査)、プランクトンの観察を行い、海洋環境に関する講義等を受けました。
<参加者の感想より>
・参加するか迷っていましたが、今回の海洋環境探究講座に参加し、貴重な体験をすることができました。学校を越え、学年も越えて交流することができました。私は物理選択で、生物は今は学校では学んでいませんが、物理・生物の垣根を越え融合して学んでいき、将来に役立てたいという思いが強まりました。海洋を調査した数値から考察し、現状の把握や改善を進めていくのだと気づくことができました。
・岸壁からではなく実際に海の上で実習を行い、三河湾の現状を目で見ることができたのでとても貴重な経験でした。特にプランクトンの観察が印象的で、小学校や中学校の授業では見ることのできない生物を見られてとても楽しかったです。
・エンジン室や操縦室など普段見ることのできないかっこいい場所や、たくさんのプランクトン、泥の感触など初めて見たものが多かったです。死骸からチャートができることしか知らなかった放散虫の生きている姿に感動しました。