SSH特別講演会を実施しました

本日、SSH特別講演会が行われました。

<講師>名古屋大学 高等研究院 理学部 サイエンスコミュニケーター 綾塚 達郎 氏
<演題>「角度を変えて物事を見てみよう~異分野との出会い~」

異分野融合の視点から、探究活動における文理融合の必要性と実践例、サイエンスコミュニケーターという仕事の役割、海外と日本の学問分野における背景の違いについてお話しいただきました。

「人工知能の研究は文系か理系か?」「人工知能に学習させる言語のデータづくりは文系か理系か?」などの問いかけや、生徒たちとのやり取りを通じて、様々な研究者が「やりたいこと・知りたいこと」を追い求める中で行ってきた文理融合や異分野との出会いについてご紹介いただきました。

<生徒の感想より>
・ずっと理系だと思っていた分野に文系の問題が関わっていて、講演のタイトルにもある通り「角度を変えて」物事を見ることで様々な発見があることが分かりました。文理という枠にとらわれずに物事を見ることができるよう、意識していきたいと思います。
・好きなことを突き詰めていくと自然と文理融合していたという言葉で、文理融合への理解が深まったと思います。身近に文理では分けられない物事は多くあると気づきました。
・「文理融合」というよりも、どんな学問の研究でも深く行うと、全く関係がなさそうな学問の知識や技術と関わっていくものだと分かりました。今までのものを無理に変えなくても、多くのことに積極的に関わることが大切だと思いました。