ウメ (学名:Prunus mume)
科・属 | バラ科・サクラ属 |
分布 | 中国中部原産(日本では、奈良時代には栽培されていた) |
種類 | 落葉小高木 |
樹高 | 3〜10m |
別名 | 英名 Japanese apricot |
葉 | 葉は互生し、葉身は倒卵形〜楕円形。 |
花 | 2月から3月に5枚の花弁のある1センチメートルから3センチメートルほどの花を葉に先立って咲かせる。 |
実 | 果実はほぼ球形で、表面には微毛が密生する。6月頃、黄色に熟す。 |
幹は暗黒色で、不揃いは割れ目ができる。
剪定し、曲がりくねった幹に、ウメノキゴケなどが着くと、何とも風情が出てくる。
果実を梅干し、梅酒、梅酢、梅醤やジャムなどにして食用とする。
強い酸味が特徴であり、クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含むので健康食品としても販売されている。
バラ科の葉や未成熟の青い果実、核の中の種子には青酸配糖体(アミグダリン)が含まれ、未熟な種子や腸内細菌の酵素により、シアンを生成する。これが胃酸により有毒性を発揮すると、痙攣や呼吸困難、さらには麻痺状態になって死亡するといわれている。胃酸や胃の消化酵素の分泌だけではシアンの生成は起こらないので、大量の種子をかみ砕いた場合を除いて誤摂取による中毒の危険は限られる。